「おまえの頭はおかしい」

昨夜、とても嫌なことがあった。
手術する父のためにパールが我が家でくつろいでいる様子を見せて
少しでも心の安らぎになればと写真を撮り、父母を見舞い、家族の喜ぶ顔見たさに
ささやかなクリスマスプレゼントを買って帰った後だけに反動が大きかった。
湧き上がる怒りと自己嫌悪と虚しい気持ちが渦を巻いている。
結局のところ、しょせん相手は赤の他人だ。
心を病む私の姿は本当に、頭がおかしいと他人の目には映るのかもしれない。
さらにそう思うことは、その人が言う通り「被害妄想」なのだろう。
今日は父母の顔を見て逆に心慰められつつも、
凍るような思いは溶けることなく重い足取りで家に帰った。
私が家族のためにしていることはたかが知れている。
子供達は成長したし、私がいてもいなくてもこの家の生活は変わりないだろう。
私の居場所はどこにあるのだろう。