イライラ
どっしりと大らかに構えていられないで、些細な事にイライラする時がある。
テレビもパソコンも集中できなくて自分がイヤになる。
ただ少しだけ本は読むことができるから、ちょっと救われる。
『〈時間薬〉が効くから
朝 イライラするようなことがあっても
昼になれば 気も鎮まっている
時が 気持ちをなだめてくれる
それが 〈時間薬〉
傷ついて
膝をつくような出来事があっても
日がたてば
そんな傷も癒される
それが 〈日にち薬〉
くやしくて 胸が燃えるような
そんな 出会いがあっても
季節がめぐれば
少しずつ 心もないで
やがて 記憶の彼方へ消えていく
それが 〈忘れ薬〉
時は自然の薬
わたしたちの心を癒してくれる
(秋月菜央)』