昔々

若い頃の自分は随分とアグレッシブだった。
良い意味では前向きで何かを開拓しようと輝いていた。
悪い意味では自己中で何かと回りの人を傷つけて、
それでも自分は今しか生きる時間がないのだと思い込んで平気だった。
今は・・・アグレッシブのアの字もない。
いつも誰かに気を使って、何か傷つけているのではないかと怖れている。
「いい人」と思われたがっている。
自分ではすっかり変わってしまったように思うが、
父母にとっては何も変わりない「ひとつの私」であるようだ。
私が何をしても思っても「相変わらずだねぇ」と感じているようだ。
もう夢を持てない年齢だと諦めに似た気持ちに捕われることもあるが、
40代、50代で輝き、さらにその先を目指している人もいる。
今日は父母とも顔色が良く話も弾み、病室での居心地が良くてついつい長居。
頼りにされることは嬉しいことだし励みになると実感する。