百日

もう百日経ったのかとしみじみ思う。
供養の後、手元に置いてあった喉仏を安置するため納骨堂へ向かった。
私の手の中の小さな骨箱は車が揺れるたび、カラっと密かな音を立てる。
あらためて寂しさを感じつつ胸に抱きしめた。
その寂しさを埋め合わせるべく、帰宅後2Lサイズに引き伸ばした写真を飾った。
5月の陽光の中で思いっきり笑っている写真だ。
そうやっていつも私に明るい笑顔を見せておくれ。


午後遅く、授業を終えた友達が5人次々訪れてくれた。
久しぶりのにぎやかなひととき。
夕方には先生2人も来てくれたので皆で一緒に夕食をと誘ったが、
他の用事の最中抜け出してきたとのこと。
忙しい中の来訪に感謝。
皆それぞれに修学旅行の沖縄土産やらお供えを持って来てくれた。
私もいつかきっと与論島を訪れるだろう。
青い海と空が私に強く生きる力を与えてくれることを願いつつ。