内藤選手の笑顔

今朝のテレビでボクシングの亀田親子が「お詫び会見」をしていた。
私はその原因となった試合を見ていないのだが、
かなり陰険(父親であるトレーナーが息子に反則をけしかける等)で
勝つためなら何でもするというような執拗な反則があったようだ。
その会見を見ていた内藤選手の表情や言葉に、私はとても感銘を受けた。
憔悴しきって言葉も出なかった亀田選手の様子を見て、
「謝りにきたら、もう気にするなよと言いたい」と屈託ない笑顔で語った。
許すというより「赦す」と言った方がいいだろう。
不当に自分を痛めつけた相手を赦すことは、頭では分かっていても
なかなか心の底からできることではない。
人の心の痛みを深く分かる人間でなければできないことだし、
赦すことで自分も楽になることを知っている人にしかできないことと思う。
赦すことは幸せにつながる。
世の中、内藤選手のような人ばかりならもっと楽しく生きられるだろう。