人生雑観

宗教とは、信心とは

私は教会で結婚式を挙げ、お寺でお弔いをし、新年は神さまに手を合わせる。 いわゆる無宗教だ。 しかしいにしえからあるキリスト教や仏教は、死後の幸せのために人生の努力や切磋琢磨を解く。 一方いわゆる新興宗教は現生の幸せを願って、信心の証を要求する…

5年経っても その2

今日は娘が通っていたSJG高等部(現在は高校) トップスリーの方々がお参りに来てくださいました。 お仕事忙しい方ばかりなんです。 本当にありがたい事です。 短い時間でしたが、娘の思い出を語りあえて嬉しかった。 感謝。

5年経っても…

自ら命を絶った娘の元カレのR君がお参りに来てくれました。 お参りに来てくれる人が年々減る中、 5年間欠かさずに来てくれました。 「彼女できた?」と聞いたら、付き合ってる人がいるって。 正直安心しました。 娘を失ったせいで学園に通えなくなったり、…

人生の楽しみ方

私の知り合いに仕事をしながら、友達と女子会をしたりライブに行ったり人生を上手に楽しんでる人がいる。 別の友達は仕事が大好きなうえに、花壇や畑仕事にいそしんでいる。 とても羨ましいです。 皆さんはどんな風に人生を楽しんでいますか?

人の気持ちって難しい

父が亡くなって5年経つ。 一人暮らしになった母はこの5年間に急激に衰えていった。 今では家の中で伝い歩きしかできない。 で、これから気候も良くなるし私が付き添うから、 車椅子を使って外の空気に触れてみたらと言った。 …「近所の人に見られたくない…

女性にとっての結婚とは

夫は一人っ子なので、義父母からすると血の繋がらない赤の他人は「私」一人。せめて死後は自分の父母のお墓に入りたいと言ったら、夫は投げ捨てるように「好きにすればいいっしょ」と言う。 せめて、どうしてそう思うのかとか聞いて欲しかったな。 それに自…

またひとつ…

若い命のともしびが消えた。

ムサ、愛を語る

カレと別れたはいいが未練たらたらの友人が「愛って何だろう」と、問いかけたそうだ。 ムサは「愛は光ですね。無ければ前に進めない」と答えた。 …くゎ〜!! 我が子ながら何ていい事言うんだろ。 確かに頷ける。 で、私が前に進めないのは愛がないからだろう…

描きかけの絵を棺に

星の瞬きの中に三日月がさえざえと綺麗な夜空だ。 10年来通ってくれた教室の生徒さんがお亡くなりになった。 私と同じ年齢。 体調がすぐれず入院するのでしばらくお休みします、と連絡をいただいたのが11月。 今月上旬には、ずいぶん回復したのでもう少…

未来、現在、過去

朝日新聞朝刊の天声人語にドイツの詩人シラーの言葉が載せられていた。 「時の歩み」を「未来はためらいつつ近づき、現在は矢のように速く飛び去り、 過去は永久に静かに立っている」と詠じたそうだ。 私は思わずう〜ん…と唸った。 今の自分に照らし合わせて…

視点を変えてみる

先日夫がある本から見つけた一編の詩。 病気や人間関係のトラブルなど人生の様々な困難を抱えている人や、 受験や就活で切羽詰まってる若い人達にも共感してもらえるのではと思う。 『崖っぷち 崖の下 (作者は不明) 崖っぷちにいると ずっと思ってた 一歩…

私には苦手な人との関わり

ちょっと心に響く文章があった。 『真の贅沢というものは、 ただ一つしかない、 それは人間関係という贅沢だ。 (サン・テグジュペリ「人間の土地」新潮社文庫) これは「星の王子さま」という有名なおとぎ話を書いたサン・テグジュペリのことばです。 真の…

内藤選手の笑顔

今朝のテレビでボクシングの亀田親子が「お詫び会見」をしていた。 私はその原因となった試合を見ていないのだが、 かなり陰険(父親であるトレーナーが息子に反則をけしかける等)で 勝つためなら何でもするというような執拗な反則があったようだ。 その会…

朝のニュースでお花見の話題があった。 夜の花見はまだ寒いとのことだったが、本州はもうそんな季節なんだなぁ。 そんな思いのまま日中過ごした後、 朝日新聞夕刊「ニッポン 人・脈・記 桜の国で⑤」を読む。 作家の城山三郎氏は17歳で特攻隊員として海軍に…

セクハラ教師と国歌斉唱

朝日新聞朝刊「子どもを守る」より。 セクハラ教師への児童・生徒の訴えにも関わらず学校側が野放し (事故報告書を作らない、教委への報告もない)のまま、 同一教師による被害が繰り返されてきたとの記事を目にした。 一例では教師は同僚教師から保護され、…

天声人語より

マラソンの高橋尚子選手の言葉。 「24時間はみんなに平等に与えられているもの。 どうか、なんでも夢を持って一日一日を大切に過ごして欲しい…」 ―現実の世界は厳しく、夢を口にすればきれいごとに聞こえる。 しかし、身をもって力を尽くし闇の中に光を見…

女性天皇

朝日新聞朝刊で「皇位継承は男女を問わず第一子を優先する」と報道された。 内親王がお婿さんを迎えることも可能になったそうだ。 これは15日の紀宮様のご成婚の際にちらっと感想を書いたが、 当然のことだと思う。 また、三笠宮様が過去に女性の天皇はい…

紀宮様ご成婚

午前中教室で、その後体調が悪くなってしまったので、 おそらく連綿と放送されていたであろうご成婚の様子は、 垣間見ることも出来ずに一日を終えてしまった。 先に報じられた三笠宮様の「私的な感想」で、 過去に女性の天皇はいなかったと述べられていたこ…

青い空に雲はただよう

駒沢苫小牧高校の行方が気になり、 朝刊を広げたが今はまだ何も載っていなかった。 部活での「連帯責任」について考える。 部内の一人あるいは一部の人間による不祥事に、 部全体が処罰を受ける仕組みは、 私にとって「隣組」を組織し管理していた古い時代を…

暗澹とした気持ち…

人生って自分の努力だけではどうしようもないときがある。 それは充分分かってるつもりだったけど、辛い。 駒沢苫小牧野球部の不祥事。 子供達の血のにじむ日々の努力を、大人のエゴがぶち壊しにしてしまった。 このニュースの背景に、優勝に歓喜する子供達…

誕生日

私自身は、もう自分の誕生日が嬉しいとか祝ってもらいたいとか思わない。 ついでに言えば母の日とか勤労感謝の日とか、嫌い。 毎日毎日の努力を、年に一度、 たった一日の義務的な「ありがとう」に集約されてたまるかって感じにゃりんね。 誕生日だろうが母…

会話

先日読んだ新聞の投稿が心に残っている。 −「K子はどんなときに癒されてると感じる?」夫が聞いた。 −「そうねぇ。。。。。」と、妻は答えた。 −「僕はこういう時になんだか癒されるよ」…会話は続く。 いいなぁ。 こんな会話が出来るご夫婦をうらやましく思…

ついでに天声人語

「元気になるには言語機能を休ませないとだめです。 生命体の本質は変化。固定化、つまり言語化できない状態にしなければ… (逆立ちで)あれこれ考えると倒れますから」 作家で僧侶の玄侑宗久(げんゆうそうきゅう)さんは、 よく逆立ちをするそうだ。 言葉…

お空の向こう

今朝の新聞1面に宇宙の写真が載っていた。 大小無数の星々の中に、目を凝らさないと見えないほど小さい赤い点がある。 矢印が付いていなければ印刷のズレか汚れかと思ってしまうほど微細。 それが星ではなく生まれたばかりの銀河だという。 127億光年の…

迷い道

周囲の常識や期待通りに、迷いなく進む人生がベストなんだろうか? 決められた人生スケジュールをミスなく順調に生きてく人の方が多いから、 脇道にそれてしまった自分を、 ダメな人間のように感じてしまうことがあるんだろうな。 でもそれはあなたにしか生…

影響されて…(1/28)

結局ずっと心に残ってしまって、深夜(翌朝…?)思いついた歌。 毒帯びて波打つ地球(ほし)の胸元の薄き表皮に死者は眠らん

ズキン!

果実のように見えないままで内部から甘く腐ってゆく時代です 見えないものはないことにしてやり過ごし見えないものに復讐される ひっそりと堕ちてゆく人知らぬげに由緒正しき社会は眠る さとうますみ、歌集『プラスチック紀』所収。 本日付朝日新聞朝刊「折…

………(-。-)~ボソ

夫婦であれ、親子、兄弟であれ、家族だからと言って 互いに理解し合えるなんて、ただの思い込みかもしれないね。 理解しがたいままに受け入れる、許す…互いに。 せいぜいそういうものなのかもしれない。 挫けて打ちひしがれても、時が解決してくれることは多…

命の次に大切なもの?

晩ご飯のとき何気に見ていたバラエティ番組で、 「あなたにとって命の次に大切なものは?」という質問があった。 答えは4択で「お金」「正義」「愛」「夢」から選ぶ。 私はとっさに難破船で無人島に漂着した場面を思い浮かべたにゃりんね。 とりあえずたっ…

大好きな人の絵…

自分を鼓舞するかのように力強い大樹。 でもどこか寂しい。 どこか悲しい。 遠くの明るみに向かって、手を伸ばしてるように見える。 「待って」…と言ってるように見える。 いつ描いた絵なのかしら。 どうしてもっと早くに気づかなかったんだろう…