誕生日

私自身は、もう自分の誕生日が嬉しいとか祝ってもらいたいとか思わない。
ついでに言えば母の日とか勤労感謝の日とか、嫌い。
毎日毎日の努力を、年に一度、
たった一日の義務的な「ありがとう」に集約されてたまるかって感じにゃりんね。
誕生日だろうが母の日だろうが時も所も構わず、
朝から家族のお弁当作って、ゴミの始末や洗濯、掃除、お風呂洗い、
ニャンコに餌をやって、ウンチの始末して、
洗面台の鏡や窓ガラスが汚れてるなとストレス感じながら仕事に出かけ、
帰ってきたら晩ご飯の支度とお風呂の用意だわ。
今までも子供から「先週の○曜日、ママの誕生日だったね」、
「うん」「おめでとう」「…アリガト」なんてことは何度もあった。
おめでとうを言うタイミングもあるだろうし、
気がついたとき言ってくれるだけでもマシな気がする。

『人生ってこんなもんさ』さん。
ま、日頃の家族とのコミュニケーションがその程度だった…
って言う所じゃないかしらね。
一般の夫が「金さえ稼げばいいのかな」と言うのと同じに、
「メシさえ作ってりゃいいんでしょ」と思ってる妻も多いんじゃないんかな。
逆に言うとそれを免罪符にして、
他のことは何もしない妻任せの夫や、夫任せ妻とも言えるよね。

我が家の場合で言うと、夫が忙しくなればなるほど、
それまで夫が分担してた家事をより多く私が負担するようになってきた。
夫のキャリアアップの代償として自分の仕事のキャリアを捨てたのだから、
ため息つきたくなることもあるけど仕方ない…自分で選んだ道だからにゃ。
だけど夫は夫で、自分だってそうだと密かに思ってるかもしれない。
そんなのは日常の会話がほとんどないフツーの夫婦なので分からない。
分からないなりに２０年も過ごすと察しが着くことだってあるっしょ。
あなたも奥さんに、その日１日だけの思いつきや気分じゃなく
「俺がするよ」「俺が行くよ」…と日常的に言えるようになったら、
家族の関わりがほんの少し変わってくるかもしれないね。