追悼法要

3月から9月までに亡くなった人の追悼法要がお寺で営まれた。
随所に灯された蝋燭は静かなのに、正面の蝋燭だけが激しく揺らいでいるのを
不思議な気持ちで見つめていた。
読経の合間に家族の名前が呼ばれ焼香に立つ。
お供えを受け取り、後半は法話があった。
娘はなぜ亡くなってしまったのかと常に心に迷いのある私は、
この法話に救いを求めて出席した。
ときにユーモアを交えて話は進んだ。
「思い出は宝物」という言葉に出会ったとき、私の心は安らいだ。
娘との思い出はたくさんあるが、特にこの2年間の思い出はまさしく宝物である。
法話は明日、明後日と3日間あるが今日しか聞けないのが残念な気持ちだった。
また機会があったらお話を伺ってみたいと思った。