隠れ家


取りとめのない思い出話です。


私が小学生だった頃、子供部屋は押し入れの上段でした。
父が文机とその上に棚を作ってくれました。
文机の足の間に布団の足元が入るようにしてくれたので、
私はそこで寝起きしました。


時代は変わり2人の子供が成長したので3LDKに引っ越しました。
3つの部屋それぞれに主がいた懐かしい時代です。


その生活はもっと長く続くと思っていました。
でも一人は旅立ち、一人は自立。
4畳半の二部屋から主がいなくなりました。


この二部屋のうち、娘が使っていた方を自室にしました。
娘が旅立って4年経った昨年の事です。


広いとは言えない、むしろ狭い空間を工夫して使うのが楽しいです。
ガラスの机と4段のチェスト、雑貨兼用本棚、布団。
クローゼットが作り付けなので助かっています。


花材が結構あるので、これらをお店に移動すると
もっと持ち物の少ないチープ(死語?)な暮らしを工夫できます。


『隠れ家』…それが私の理想の生活スタイルです。