誠実さって…

人によってものすごく幅のある感情に思う。
ところがその感情が「誠実さ」なだけに、
相手にとっては誠意を尽くしてるつもりが、
自分には全く伝わらない場合もある。

以前「究極の選択」という話題で家族が盛り上がった。
私とダンナの母が海で溺れてたらどっちを助ける?
とダンナに聞いたとき…
「そりゃあ、奥さん(私のこと)でしょう」と言った。
理由は、ダンナの母は川で泳げるくらいの河童だから(爆)
彼の誠実さは実に合理的であった。

と、まぁ、これは笑い話のようなものだけど、
究極のときに人間の本心とか本性が現れるのは確かだと思う。

しかし究極の選択に迫られるような事件や事故、災害には
一生遭わないでいたほうが幸せに違いない。
映画ならば奇跡的な展開でハッピーエンドになるかもしれないが、
現実には「相手の誠実さ」をこの目で見たときには
その相手を失ってしまってるかもしれないのだ。
誠実さって実際に誠実かどうか自分の尺度で推し量るものではなく、
自分が信じることによって得られるものだとも思うんだよ…