『1リットルの涙』(読書記録③)

木藤亜也著、幻冬社文庫、533円(税別)。
この本を手にしたとき、買おうか買うまいかちょっと迷った。
そのとき(3月頃)の私は娘が興味を持ちそうな気軽に読める本を捜していたし、
自分自身、生死に関わる内容の本を読める心境ではなかったからだ。
でも目次を開いてすぐに目に飛び込んだ「14歳」の文字に心が動いた。
読み終えるまでに時間がかかるだろうなと思いつつ買って帰った。
子供達はこの本のことを知っていて、
読み終わったら貸してと言ったのは意外だった。
案の定2ヶ月以上かかって読み終えた。
14歳で発病、25歳永眠。
人は何のために生きるのか…
およそ人間なら一生に何度も抱く疑問への答えは無数だろう。
その中でもより原点に近い答えのひとつがここにあると思う。