違い

「あ〜今日は学園だ♪ 昨日休んで、もったいなかった〜」と、
娘は嬉々としてJ学園へ行った。
J学園は、一人ひとりの違いを内面も外見も全て受け入れてくれる。
娘がピアスを付けていたり髪を染めたとき、
私は他の生徒さんに影響があったら困るのではないかと相談したが、
それで何か問題になるようだったら皆で考えましょうと言ってくれた。
全ての木が同じ方向を向いてまっすぐ伸びることより、
枝葉を自由に伸ばし、新しい芽をどんどんつけていくのが
本来の普通の子供の姿と言う意見もあった。
だから集まる子供達は自分を取り戻したり、新しい自分を見つけたり。
娘が言うには、個性的な人間の集まりであるにも関わらず、
不思議な調和があっていつも明るくなごやかなのだそうだ。
「先生方は?」
「厳しいときは厳しいよ〜〜〜でも、あったかい」
こんなに伸び伸びと楽し気に毎日を送る娘の姿を見ていると、
できればJ学園の高等部に進学させてあげたい気持ちが日々ふくらむ。
学園の帰りに娘は漢検準2級に向けて、問題集を買って来た。



担任から電話。
娘とゆっくり話しをする時間を持てなかったことのお詫びと、
「帰り際に会ったとき元気がないようだったので気になって」とのこと。
やや前向きだった娘の気持ちが後退したことと、
20日に娘が持参すると言っていた期末テストを郵送に変えたいこと。
中学校で受けるつもりだった学力テストB・Cの保留。
10月いっぱいをメドに進路希望を3つほど決め、
電話か手紙で報告するつもりであること、などを伝えた。