『なりたい自分になる100の方法』

さて、昨年の読書記録は6冊だった。
今年は何冊読めるかな?


まずは1冊目。
中山庸子著、幻冬舎刊。
この手のHow To本はタイトルを見ただけで簡単に夢を実現したり自分を変えたり、
理想的な生活を送ったりできそうで、若い頃は結構読んだものだ。
けれどだいたいが自分の生活実態に合わないことが多く、
占いの本と同様次第に読まなくなった。
たまたま古本屋で見かけて、その装丁に明るい気分を感じ買ってはみたが、
読み始めてすぐ、20から30代の独身キャリアウーマン向けの内容だと知った。
でも中には「おっ」と思うアドバイスがいくつかあった。
①『24色以外の色を知る』
著者が美大受験を控えていた時、先生から「300色違う色を集めて
色見本カードを作ってごらん」と言われて作ったそうだ。
明度・彩度・色相の違う包装紙や布の端切れをカードに貼って分類したとのこと。
②『真似るは学ぶに通じる
人はオリジナリティという言葉にコンプレックスを抱きがちだが、多くの事柄や仕事は
「形から入る」ことでその真髄を知るという側面を持っている。オリジナリティといって
も、全くの無から有を生み出すというより、いくつものお手本の中から感動した部分を
集約した結果、その人にしか出せない味わいが生まれる。「あなた独自のアンテナ」で
きっちりキャッチした感動から生まれたものは、単なる真似とはひと味違うあなたらし
い真似になる。(抜粋)』
絵を描く者にとって①は実践に役立つし、
②は自分のスタンスとして心に留めておきたい内容だった。
他には
○『今日のテーマがあると、1本筋が通り「あなたの1日の背筋」も伸びる』
私の場合「今日は窓ガラスをピカピカにしよう」という程度だが、
確かに張り合いや充実感が得られると思う。
○『物より体験に投資する。
新しい腕時計を買うより、時間を忘れて海を眺める機会を作ろう』
日頃から心がけているが、家族の価値観との兼ね合いが難しいところ。
○『言い訳する暇があったら、他にできることがないか考える』
何かと言い訳しがちな自分を反省。
言い訳してるうちは強い人間にはなれないもんね。
○『最近、あなたの願望や興味がこぢんまりしてきたなと感じたら、「面白そうなワク
ワクするタイトル」のノンフィクションの本を読んでみる』
これに1日15分の読書時間を設けるというのもプラスしたい。
○『心配の原因(中身)をはっきりさせる』
私の場合、心配の原因は分かってることが多いので、
さらに「その時になってから対処すればいいや」というおおらかさも必要だな。
○『誰からも好かれたいというときは、自分に自信がないとき』
私はできれば人から良く思われたいという人間なので、ドキッとした。
嫌われて元々と思えればいいんだけどね。