オペラ座の怪人

仕事の合間にちょっと息抜きのつもりが、
字幕のミュージカルなのでうっかり目を離すこともできず、
コーヒーを飲むのも上目遣いで見続けた(笑)
まだ馬や馬車の時代。
何か不吉なことが起きると、幽霊や魔女の仕業と考えられていた時代。
貧富の差が激しく、日常的に差別があった時代の話である。
醜いが故に悲惨な子供時代を送り残虐な精神を宿したファントムだが、
クリスティーヌの愛に本当の醜さとは何かに気付く。
最後の幕が開いた瞬間の舞台の赤は忘れられない。
これから起こる恐怖と悲劇を暗示しながら、
ファントムとクリスティーヌ、そしてラウルの情熱をも感じさせる。
これは映画館でどっぷり浸って観たい映画だと思った。