希望を語ろう

私の敬愛する方々の中にJ学園の代表K氏がいる。
K氏は一本筋の通った強い精神の回りに、
人々を愛する許容感を穏やかにただよわせた方である。
そのK氏のブログに心に留めておきたい言葉があった。
ルイ・アラゴンという人が書いた詩の一節。
「教えるとは希望を語ること 学ぶとは誠実を胸にきざむこと」。
そういえば私にとって唯一楽しい思い出の残る中学校時代、
親友といろいろな夢や希望を語り合った。
先生方も生徒の会話に気軽に加わって、将来の夢や希望について
話しを聞いてくれたり、自分の若い頃の夢を話してくれたりした。
そういう気風の学校だった。
一方、大人になってからの自分を振り返ってみる。
これまで家族の会話で希望を語り合うことはあっただろうか。
はなはだ心もとない。
特に子供達に対しては「それは出来ないんじゃない?」
「そんなことは無理だと思うよ」などと否定的な言葉が多かったように思う。
自分の挫折や失敗を繰り返させたくないとの親心からだったが、
これからは家庭でもおおいに夢や希望を語っていこうと思う。
そして私自身も様々な学びの中から誠実を胸に刻んでゆけたらと思う。


K氏のブログ『kame-memo』
http://blog.goo.ne.jp/kametarou_2005