娘に春が来た!?

昨夜は最後だからと特別に許可して門限を緩めた
(ただしハメを外し過ぎないように、と釘を刺して)。
9時過ぎに「これから帰るよ〜」と電話があり、
それから程なく帰宅した娘を玄関まで出迎えると、
靴を脱ぐのももどかしげに「あのねあのね〜〜〜」と話し始める。
頬は緩み、目はキラキラ。
要するに「コクられた」わけだ(笑)
「友達だよ。みんな大好きな友達だもん」と言ってたくせに、
やっぱりエムルも好きだったんじゃんか。
彼がコクるにあたっては、回りの友達の後押しもあったらしい。
基本的にみんな仲がいい。
人数も少ないし誰かが孤立しないようにそれぞれが気を配っている。
それでも特に行動を共にする相手はいるし、
その相手が何かの折に入れ替わることは当然ある。
例えば学園祭で同じ仕事をして親しくなったとか、
演劇の練習を一緒にやってて…とか、流動的に変わるものはある。
私はその流れの中で最近娘に芽生えた気持ちを感じていた。
残念なことに定期券の期限が切れて街へ出るにもお金がかかり、
この春休みはもっぱらメールが会話の手段となりそうだ。
それにしても娘を気に入ってくれる奇特な男の子がいたのね〜。


と言う訳で、今日はお昼ご飯を食べながら、
娘と学園や友達のことをいろいろ話した。
「白い地図」(卒業文集のようなもの)の座談会のページに大爆笑してると、
ボランティアスタッフさん達からのプレゼントを見せてくれた。
それは1枚のCDだった。
ジャケットは娘の写真で『エムルへ』と名前入り。
中を見るとボラステさん一人ひとりの手書きでメッセージが書いてある。
歌詞カードは様々な写真を背景やカットに使い、プロ顔負けのデザイン。
「うわぁスゴイ。なんて素敵なプレゼントだろうね」と言うと
「この写真もみんな学園の中なんだよ」と教えてくれた。
そう言われて見直すと、確かに見覚えのある教室、看板などなど…
これを14枚作るのは大変だったろうなぁ。
「あんた方って、愛されてるねぇ」としみじみ呟く。
娘はコクコクと頷いた。