もう!腹が立つ!

新しい月を迎えて清々しく行きたいところだが、
教育関係の色んなことが毎日さまざまな形で報道されてて。
その中でいじめで自殺した子供の母親が学校に相談していた件が特に重い。
子供のSOSをキャッチした親が学校に相談した時点で、
少なくともこの2人は死なずにすんだはずなのだ。
それなのに学校は子供を守るという機能を果たさなかった。
一つは相談内容を、あろうことか教師がクラスでバラし、
いじめを助長させていたこと。
別のケースでは子供が自殺する1週間前に母親が学校に相談していたにも関わらず、
なんらの救いにもなっていなかったこと。
いじめられている本人にとっては毎日が地獄で、今日明日も待てないのだ。
私も娘が中学時代「何かあったら、どんな小さなことでも言ってください。
すぐ対応しますから」と、懇談会の席などで担任が言うのを聞いた。
相談に訪れた親達はその言葉を信じて、
あるいはすがる思いで学校の門を叩いたんだと思う。
でも結局学校は放置して何もしてくれないじゃないか。
本当に気持ちがあれば、その場で行動を起こしていたはずだ。
実際に問題があるから親は相談してるわけでしょ。
事実関係の把握とか調査とか言うけど、そんなものの前にまず
教師でもスクールカウンセラーでも校長でも誰でもいいから、
いじめられている生徒にすぐ会いに行って
「必ず解決するからね」と約束してあげていたら・・・
当座避難する場所(子供の希望によって学校の内外を問わず選べることが必要)を
すぐに用意してあげていたら・・・
すぐに生徒と(できれば客観的に指摘、分析できる学外の第三者の同席が理想だが)
いじめがある事実とこれを解決する話し合いを持っていたら・・・
それともうひとつ。
いじめている生徒やその回りではやしたてたり傍観している生徒ではなく、
いじめられている生徒(被害者)の方が問題児(お荷物)扱いされる傾向。
いじめた生徒は部活や学校にのうのうと残ることができるのに、
いじめられた生徒の方が部活を辞めざるを得なくなったり学校を去る現実。
これは、いじめを「なかったことにしたい」学校の体質に拠るところが大きい。
それがどんなに理不尽で苦しく悔しいことか、
当事者でなければ分からないかもしれない。
本当にもう腹が立つ。