2007-12-11 「父親たちの星条旗」と「硫黄島からの手紙」(DVD) 観る クリント・イーストウッド監督による2部作。 舞台はわずか約60年前の硫黄島である。 先日「硫黄島からの手紙」を見、今日「父親たちの星条旗」を見た。 2部作と言ってもテーマに一貫性は感じられなかった。 「硫黄島…」の方は戦争の悲惨さや残虐性が如実に現れていた。 「父親たち…」の方は戦争の外側にあるもうひとつの戦争、 政治資金を集めるためのビジネスがフィルターとなっていた。 それはそれで生き残った兵士の葛藤が描かれてはいたのだが・・・ 日本兵は「お国」のために戦い、アメリカ兵は「目の前の仲間のため」に戦う。 その違いはあっても、戦争への虚しさは共通しているといったところだろうか。