「父親たちの星条旗」と「硫黄島からの手紙」(DVD)

クリント・イーストウッド監督による2部作。
舞台はわずか約60年前の硫黄島である。
先日「硫黄島からの手紙」を見、今日「父親たちの星条旗」を見た。
2部作と言ってもテーマに一貫性は感じられなかった。
硫黄島…」の方は戦争の悲惨さや残虐性が如実に現れていた。
「父親たち…」の方は戦争の外側にあるもうひとつの戦争、
政治資金を集めるためのビジネスがフィルターとなっていた。
それはそれで生き残った兵士の葛藤が描かれてはいたのだが・・・
日本兵は「お国」のために戦い、アメリカ兵は「目の前の仲間のため」に戦う。
その違いはあっても、戦争への虚しさは共通しているといったところだろうか。