天国へのメール

ある斎場のCMで「天国にメールできる携帯はありませんか?」というのに出会った。
ああ、それができたら何て素晴らしいことだろう。
私にとってそれはCMの中のただのワンフレーズではすまされない。
切望と言っていいかもしれない。
無気力だ。
何をする気も起きない。
ただ娘に会いたい、声だけでも聞きたいとそればかりが頭に浮かび時は過ぎていく。
この果てしない寂しさに飲み込まれ、喉の奥が痛くなるほど涙が溢れてやまない。