放送を見て

放送日はあいにく仕事で、録画しながら出勤ぎりぎりまで見ていた。
事前に、娘の姿がテレビに映っても構わないかという打診があったが、
なんら恥じることもない。
娘がJ学園に通い始めて、どれほど明るく変わったことか。
娘だけではない。
全ての生徒、先生やスタッフの方々が輝いていた。
私は常々「J学園に通っているという誇りを持ちなさい」と言ってるが、
H先生も全く同じことをおっしゃっていた。
また学園長が以前懇談会の席でおっしゃっていた
「普通の中学生のようにとか、普通の生活をって皆さん言うけど、
普通の感性をもっているからこそ学校になじめず、
ここに辿り着いた子供達の方がそれこそ普通だと思うんですよ」
という言葉と同じ意見を、コメンテーターの方々が言われていた。
その方は多くの学校で講演活動をされているが、
こんな元気な中学生に出会うことはほとんどない、と。
もう一人はニートのゼミを開いているが、先生の目が行き届かない
一般に「普通」と呼ばれる階層の子供達に問題が起こりがちなのだと。
しかし問題も多い。
中学に通っていないこと(内申)や学力による進学への壁。
そしてフリースクール自身の資金の壁。
…ということで、なんと次週続編決定。
今週末の学園祭の様子なども含めて取材は続き、
肝心のヤンキー先生との対話も持ち越しとなった。


さて、私は私で義家さんの『不良少年の夢』を買って帰ったら、
前に読んだことがあるとのこと。
「なぁんだ〜」とがっかりしたが、それは中学校の図書室で借りたそうだ。
「もう一回読んでみたいと思ってたんだよ〜」と娘は言った。
中学で、「こういう人もいるんだなぁ」…と遠くから思って読んだ本だと言う。
今回あらためて読み返したら、自分の世界に通じてる何かを感じるのかな。