学園祭①

jollyowl2006-10-28

J学園の学園祭に行って来た。
1日目の今日は演劇公演。
題して「Joint Moment〜つなぎあう大切なもの〜」。
昨年に続き、演劇部とブラスアンサンブル部とのコラボ。
土・日も練習に出かける娘に「どんな内容?どんな役?」と
いくら聞いても「ネタばれはダメ!」と教えてくれなかった。
直前2週間に体調をくずしてヒヤヒヤさせられたが、
昨日のゲネプロではまずまずうまく仕上がりそうだと言う。
だから今日の本番がとっても楽しみだった。
まず驚いたのはブル部の演奏が格段に進歩していたこと。
昨年は機材の揃った夏に初めて楽器に触る生徒達がほとんどだった。
あれから1年。
難しそうな曲をこなし演劇の進行とも息が合い、すごいなぁと思った。
演劇は舞台作りが本格的で、おお!やるじゃん。
しかも暗転が少なく、約1時間を1つの場面で一気に見せる演出だった。
台詞がないときの演技など、こちらも「うまくなったなぁ」と感じさせた。

ただ「お前たちの一番大切なもの。それは『友情』」という台詞が
中盤に出てきてしまった。
『友情』は分かりやすいキーワードだしテーマでもあったろうが、
この時点で観客は納得してしまうのね。
エスパーという少数派に属する者達の哀感や、それゆえにテレビレポーターや強盗
(=自分達を排除する社会)を許す優しさを感じさせる深みのある展開だったので、
「一番大切なものって何だろう」と最後まで見る者に考えさせても良かったかな。
でも「学校」などではなく大人社会の「カフェ」を舞台に設定したことは、
ユニークだったし面白みを増したと思う。
ところで・・・
写真では分かりにくいが、それぞれさり気なくエスパーっぽい髪型の役者達。
遠くから見ても分かるように、もっとメタロックばりに大胆にしたら…
とアンケート用紙の感想に書いてみた。
(出演者の反応はいかに・・・笑)